【宇都宮市の個別学習塾】高校受験の物語（Aちゃん・その2）

（前回からの続き）


Aちゃんの勉強の様子は100点満点でした。

月に10回の通塾、1回の授業は90分と決めていたようですが、次の通塾日までに家でできることをMAXやってきてくれました。

家庭学習ですべきことは以下の3つです。

①英語、数学共に説明をされたことをすべて理解・暗記する。

②その上で解ける問題は全て解いてくる
（理解した上での問題演習ですと短時間でほぼ全問正解となるはずです）

③これまでに学習したことを自主的に復習する。

Aちゃんは入塾時の英語、数学はゼロ状態であり、算数についても小学4年生レベルの中学生でした。

しかし算数については入塾して数日で習得を終え、すぐに中学1年生内容の数学の学習に取り掛かることができました。

英語についても、通塾の度に単元を進めるような勢いでした。

こちらの塾は他の多くの学習塾と違って学習の進度は中学生の習得（頑張り）によって決まります。

分かりやすく言いますと、覚えない、理解しようとしない、勉強しない中学生ですと単元がいつまでも進まないということです。

逆に中学生のやる気によっては他の塾では叶わないスピードで単元を進めることができます。

教えたことが身についているかどうかは単元を進める上で大切なことですので、こちらの塾では英単語、英語の文法、数学の解答の様子など、中学生の学習習得に対しては相当気にかけています。

中学生に対しては毎回の英単語の暗記の宿題、それから英単語の抜き打ちチェックをしますが、これは相当時間を要します。

それですので、「この子はちゃんと家で復習をやってるな」と信用ができている中学生に対しては、チェックの回数は他の中学生に比べて少なくしています。

Aちゃんはとにかく学習すべきことが多すぎるので、私はチェックに時間をかけたくないという気持ちでしたが、Aちゃんの学習の様子は「この子は放っておいても自主的に復習をしてくれる子だな」と思わせてくれるものでした。

（続く）


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