【宇都宮市の個人経営の学習塾】｢前に勉強したことだから忘れちゃった｣いやいやちゃんと勉強してれば忘れませんて。

きちんと学習したものは忘れないと思います。

こちらの塾に来て初回に学力チェックをさせてもらってますが、前の学年の内容を答えられないお子様に

「前に習ったことだから忘れちゃったよな」と仰る保護者様がいますが、それはどうでしょう、、、

私が思うに、勉強の中には

①常にできる状態でないといけないものと、

②忘れてしまっても仕方なく必要な時に取り戻せれば良いもの

と2つあると思うんです。

算数や数学の計算は、学んだら忘れていいものではありません。

小学生の低学年で覚えた九九は、復習せずとも忘れずに覚えている人がほとんどだと思います。

九九は掛け算、割り算、分数、小数の計算に絶対必要ですので忘れる暇もなく繰り返し繰り返し使い続けます。

だから忘れないんです。

中学1年生では数学の計算問題をまず学びます。

日々勉強している中学生なら、九九といっしょで計算の仕方を忘れる暇なんてないはずなんです。

その後の学習にずっと関わり続けますから。

「前はできたけど忘れちゃった」というのは、当時きちんとできていたかも怪しいし、要は日々勉強しない子ということです。

学校の授業も聞いてないかもしれません。

忘れてもまあいいかな…というもの、そういうものもあると思います。

例えば中学3年生の数学で習う二次方程式の「解の公式」です。

二次方程式ですが、この解の公式を使わなくても答えを出すことは可能です。

解の公式を使った方がめんどくさいし時間はかかるし、かえって間違いそうです。

中学生だった私は解の公式で解くよう指示がない限り、使ったことは一度もありません。

しかし、定期テストでもし解の公式で解けという問題が出たら大変です。

それなので直前に覚えて、テストが終われば平気で忘れました。

ぶっちゃけテストで点数を取るための勉強と思えば、テストの時に必要なことが頭に入っていればいいわけです。

数学の計算は英語でいうアルファベットのようなものです。

数学の計算も英語も、テスト直前での詰め込みで対応できないのは言うまでもありません。

これまでの勉強内容を習得せずに来てしまった小学生、中学生はいまの分からない状態では勉強をしようにも取り掛かることができません。

それじゃということで、手とり足とり遅れの取り返しをサポートしてくれる塾に通ったとします。

残念なことに、本人にその気がないとしたら取り返せれる勉強の遅れも取り返せるわけがありません。

まずは塾に通う前に本人の勉強に対する意思確認が必要ということになります。