【宇都宮市の個人塾】分かってテストに向き合うことの楽しさを知る。

先日の定期テストの結果がすこぶる良かったと中学生から報告がありました。

これまで数学で平均点が取れなかったという大手学習塾からの乗り換えの生徒です。

初めてこちらの塾にその中学生が来た時、学力チェックをした際あまりにも何も頭に入ってない様子でしたのでその中学生に聞いてみました。

「学校の授業でやって、塾の授業でもやったのに、、、なんでこんなに何にも分かってないの？」

「聞く気持ちにならない程、学校も塾も退屈な授業なの？」

「先生の話は聞いても分からない授業なの？」

不思議でちょっとばかり質問攻めです笑

もっともらしいことを答えてたその中学生が入塾となり一緒に勉強する中で、その中学生がなんでそんなに何も分かっていないのかはすぐに分かりました。

まず、話をきちんとは聞いていなくて、まあまあ、、、とか、だいたい、、、といった感じで話を聞いていました。

私の説明を「聞いていませんでした」と言ったりもしてました。

それから問題文をきちんと読むことをしないので、聞かれていることと答えがチグハグだったりしてました。

難しくない問題に対して「分かりません」と簡単に言うので、「できるからやりなよ」と解かせると正解を出す。

要は勉強以前の話で、本人的には成績の悪さも分からないで受けるテストも大した問題ではないということだと思います。

その中学生からは今回の定期テストに向けて「テスト対策」のリクエストがあったのですが、教えたことを復習してこないし、家での勉強量がとにかく少ないものですからガツンと彼に言いました。

「テストでいい点を取る気がないならテスト対策なんてかっこいいこと言うんじゃないよ」と。

その後もその中学生にきついことをちょこちょこ言いましたが、少しずつ勉強態度が改善されていったのは喜ばしいことでした。

こちらの塾ではどの生徒にもガツンと言うことはよくあります。

それで泣く生徒もいますし、慣れっこ状態の生徒もいます。

勉強態度が変わる生徒ばかりではありませんが、ガラッと変わることもあります。

何年か前は、中１から中３の初めまで英語をきちんと勉強しなかったのが、ガミガミ言い続けた結果、急に勉強し出した生徒がいました。

改善される生徒は数回の注意で勉強態度が改善されます。

しかし、そうでない生徒は最後の最後まで様子が変わらないというのが私が20年以上学習塾をやってきて思うことです。

ですから2年間怠け続けたその生徒が中３になって急に英語の勉強を頑張り出したのはレアです。

結局その中学生は宇都宮高校に合格しました。

実際のところ厳しくすることで辞めていく生徒もいます。

しかし、私は塾を辞めさせないようにすることが塾の目的とはしていません。

皆さんの塾通いの目的は成績向上であり、その目的のために鈴成館を選んでくれたはずですから、私は鈴成館に来てくれた生徒に対して結果を出すことしか考えてません。

それですので、さらさら勉強する気のない生徒に対してはお断りもします。

正直言ってそういう生徒だと勉強の教えようがありません。

話は戻って、今回の定期テストが好感触であった中学生が「分かって試験問題に向き合えた」と言っていました。

これをきっかけに、彼のこれからが良い方向に向かうことを私は本気で願ってます。