【宇都宮市の個別学習塾】高校受験の物語（D君・その2）



（前回からの続き）

 

「オレ超やる気みなぎってるし！」で入塾したD君です。

 

D君は小学生内容の算数の学習も必要な状態でしたので、中学生内容の数学の学習を進めながら必要に応じて算数の学習もしました。

 

算数・数学については、こちらの塾で学習したことをノートにまとめて家でしっかり復習をしてくれましたし、D君はその上で家で解ける問題は全て解いてきてくれました。

 

多くの中学生を見てきましたが、やる気スイッチさえ入れば今の学力は全くと言っていいほど関係ありません。

 

ただ、残された時間で目標達成が間に合うかどうかだけです。

 

相当な詰め込み学習となりますので。

 

こちらの塾は「授業を提供すれば塾としての役割は果たしている」という考えでやってはおりません。

 

全ての塾生に対して、「残された時間で可能な限り引き上げる」という気持ちで取り組んでおります。

 

個別指導ですので、中学生ひとりひとりに対して「最善・最短・結果重視」で学習プランを考えます。

 

D君の場合、英語についてですが毎回の宿題としている単語の暗記は100%の学習をしてもらえませんでした。

 

毎回よくて6～7割くらいの仕上がりです。

 

英語の文法についても、やはり暗記が十分と言えず、いつまでも100%の学習をしてもらえないことが続きました。

 

このままでは受験までに3年分の英語の学習は終わらず、入試本番で英語の点数を取ることにつなげることはできません。

 

○これから頑張って英単語と英文法の100%の暗記をし、高校入試で英語で点数が取れるようにすることを目指す。

 

○中途半端に英語を勉強するくらいなら英語はやめて、その分の時間を数学に回し数学をとことん引き上げる。

 

成果をあげることを考えずの勉強では意味がありません。

 

学習プランを見直す必要を感じ、D君に選択をしてもらうことにしました。

 

D君は数学のみの学習を選択しました。

 

それでいいと思います。

 

D君の場合、数学の伸びしろはかなりあります。

 

モノになる見通しがない英語に使う時間の余裕はありませんし、前向きな選択だと私は思います。

 

高校受験で志望する高校に入る、それが目的でこちらの塾に来てくれてる訳ですから、塾はその中学生にとってベストな学習の選択をするべきだと思います。

 

高校受験で英語の学習は絶対必要ですが、だからと言って全ての中学生に英語の学習を考えるのはどうかと思います。

 

中学1年生、2年生で英語を捨てるというのはかなり勇気のいる決断ですし、私もそれはさすがにもったいないことですし賛成はしかねます。

 

だからといって中学生の気持ちが勉強モードになっていなければ、いくら塾に通い英語の授業を受けても、英語の学力はいつまでたってもさほど変わらないと思います。

 

特に中学3年生は高校受験までに残された時間には限りがあるわけですから、英語の学習に充てた時間に見合った成果が得られそうにないなら、思い切って英語の学習にではなく他の教科にその分の時間を回す、それも1つだと思います。

 

残された時間でどれだけ合格に近づけることができるか、塾としてそのことを考えて中学生ひとりひとりに向き合うべきであると考えています。

 

高校入試は傾斜配点のない合計点数勝負なのですから。

 

（続く）

 

★春休みの無料体験のお問い合わせ、お気軽にどうぞ！

 

 

iPhoneから送信