【宇都宮市の個別学習塾】高校受験の物語(D君・その3)
2023/03/14
(前回からの続き)
英語、数学の受講から数学一本に変えたD君ですが、その選択は正解だったと思います。
1年の学習をどの単元も抜かすこともなく難なく終え、中学2年生の学習に入りました。
D君は中学3年生の8月に入塾しましたが、11月に入る頃には中学2年生の一次関数の学習に入っていました。
そんなある日、D君が言いました。
「オレ、一次関数できるようになりたいんすよ」
D君自身にその気持ちがあるなら話は早いです。
「じゃあ、どんな一次関数の問題でも解けるようにしよう」と私。
一次関数の応用問題は、高校入試で大問として出題されますが、苦手とする中学生が多い単元です。
しかし、数学の出題パターンはある程度決まっており、多少複雑な様子の問題であってもやることは同じです。
D君には一次関数がどういったものであるか基本をしっかり理解してもらい、特に多くの中学生が問題を解く中で先に進めなくなる箇所については、多少乱暴ではありますが具体的に解法を伝えました。
「座標が出てたらガタガタ言わずに式にぶっこむ!」
言葉は乱暴でも頭に残れば良しです。
D君が一次関数を解いていて詰まると、「なんて言ったっけ?座標が出てたらガタガタ言わずに式にぶっこむ!」
「ガタガタ言わずに式にぶっこむ、ガタガタ言わずに式にぶっこむ、、、」
ブツブツと口に出して言いながら解いているD君の様子はホントかわいかったです。
D君は一次関数は完全にものにし、下野模試での一次関数の問題も全問正解にまでなりました!
「オレ、超やる気みなぎってるし!」で入塾したD君ですが、笑っちゃうようなことばかり言ってました。
「オレの学校、超バカばっかなんすよー」なんてことも言ってましたし、
家で問題を解いてこないで塾に来た時は、林先生の「今でしょ!」のような身振り手振りで
「ホント言い訳になっちゃうんすけど、まじ文化祭の準備があって、、、」
これまた家での学習があまりされてない様子なので聞いてみると、
「オレ成績上がったから、友達とか周りが『もう勉強しなくても受かるんじゃね?』って言うんすよー。そしたらなんかやる気なくなってきて、、、」
「なら志望校上げればいいんじゃない?」
全く物怖じする様子もなくこちらの塾ではのびのびとした様子で勉強をしてくれてましたし、志望する高校の合格も果たしました。
D君とのやりとりは楽しかったですが、素直で一生懸命、そして目に見えてどんどんできるようになっていくD君も心に残る生徒の1人でした。
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