【宇都宮市の個別学習塾】高校受験の物語(E君・その3)
2023/03/17
(前回からの続き)
英語の学習をきちんと取り組まないE君に対して、厳しい態度でこちらの塾は働きかけを続けました。
これまで数多く中学生を見てきましたが、英語のように家で覚えなければならないものに対して取り組もうとしない中学生は、いくら周りが叱ろうが説得しようが、いつまでも状態が変わらないのがほとんどです。
言ってやる子なら1-2回でやっています。
こちらの塾はやらない生徒に対して「放置」の姿勢はとらない塾ですが、これまでやらない生徒がやるようになった例は皆無です。
しかしE君だけはやるようになりました。
「どうしてこれまで英語に取り組まなかったのに取り組むようになったの?」
「、、、なんでだろう?」
本人も分からないようです笑
20年塾を続ける中で唯一変わってくれた中学生でした。
中学1年生の英語スタート時から働きかけてきましたが、E君のお母さんと話し合いをした中学2年生の冬からは6ヶ月かかりました。
中学3年生になってからは、これまでの文法、英単語は自主的に復習をしてもらい、塾では英語の学習を先に進めていきました。
以前と比較したら英語の学習はかなり良い状態になりましたが、それでもこちらの塾が求めている100%の暗記とまでは、急にはならずでした。
塾でのチェック、それと場合によっては「自習」もしてもらうことで英語の完全習得に近づくようにしました。
中学3年生になってから通塾回数を増やしてくれたことは、これまでの怠けの挽回には大貢献でした。
中学生が習う英語の全ての単元は、中学3年生の冬休みで全て学習を終えました。
下野模試を受けるとその解答を毎回塾に持ってきてくれるのですが、結果を見ると毎回いい点数ではありませんでした。
E君は、中学3年生の11月にこちらの塾で理科の受講もスタートしたのですが、理科についてはE君が好きな教科ということもあって、あっという間に高得点が狙えるところまでに引き上がったと理科担当の講師が言っていました。
英語、数学、理科、全てが満点でもいいくらいの所にまでなっているはずなのですが、宇都宮高校の判定はいつもB判定の「可能圏」どまり。
理由は簡単です。
取れる点数が取れてないからです。
この下野模試の判定ですが、「安全圏」「可能圏」「努力圏」に分かれており、安全圏は100%、可能圏は80%合格と書いてるものを見かけることもありますが、下野新聞社による記載を見ると
その高校を志望すると書いた下野模試の受験者で考えて、トップの生徒を100、ビリの生徒を0として
安全圏→70~100
可能圏→20~79
努力圏→0~19
(判定の見方については責任をもって私からお伝えはできませんが)
E君はある下野模試では、英語40点、数学30点、理科30点ぐらい落としていました。
良く言えば「凡ミス」「ケアレスミス」
いやいや「バカミス」と私は思います。
取れる点数を取らないのは最低最悪なテストの受け方です。
「本当は満点だった」、、、それが何ですか?です。
(E君はそんな発言はしませんでしたが)
E君がbought(買った)と書きたいところを、brought(もってきた)と書くようなことは塾の時間で散々見てきてます。
E君のその当たり前がきちんとできない部分を何とかしなければ、目指すところへの到達は厳しいです。
英語の学習については取り組むようになりましたが、E君が次になんとかしなければならない「当たり前がきちんと出来ない」については、さてどうしたらよいものか、、、
これについては中学3年生になってから急にというわけではなく、中学1年生の頃からずっと変わらずのことです。
とにかく「仕方ない」で片付けるべきことではありません。
(続く)
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