【宇都宮の個別学習塾】高校受験の物語(うちの息子 附属中の中学受験のその後 Part6)
2023/03/29
(前回からの続き)
「勉強は面倒くさい、やりたくない」を小学生、中学生と貫き通した息子は、うちの条件とする高校に合格しましたが、相変わらず気ままに高校生をしていました。
そんな息子が高校3年生の進路を決める時期になると「大学へ行きたい」と言ってきました。
やはり進学は国公立が条件ですので、「国立大が受かるなら行きなよ」と言いました。
高校生になっても勉強することなく3年生にまでなった息子です。
それでも大学に行きたいという強い希望があるなら頑張るべきです。
しかし息子は大学進学を考えることはやめて違う方向で進路を考えることにしました。
ところで、高校3年生になって担任の先生に「うちは大学進学は考えていません」と伝えてるのに、「学校としてはデータが欲しいので生徒全員のセンター試験の受験をお願いしています」と言われました。
「大学を受けないのでセンター試験は受けません」とはっきり何回も言っても毎日お願いの電話がかかってきました。
同じく高校生を子供に持つ知人達に聞いたところ、「私だったら学校からそう言われたら、大学行かなくてもセンター試験を受けるかな」と全員が言いました。
その返答にちょっとびっくりでした。
「なんで?」と思いましたが、一般的な皆さんの行動はそういうものかと理解したところで、私はと言いますと、やはりそんな理にかなっていない話は受け入れられるわけがなく、再三の電話の中で担任の先生に言いました。
「先生、海外に行かないのにパスポートは取りませんよね?うちは大学行かないのだからセンター試験は受けません。しかもお金のかかる話ですよね?学校がデータを取りたい事情があるというのしたら、学校が受験料を負担するので、というお話ならまだ分かりますよ」と。
「でもそういう大学を受験しない生徒も今まで皆センター試験を受けてるんですよ」と先生。
それがどうした?です。
それからも連日電話が続きました。
それは年が明けてからの話だったので、
「先生、息子はお年玉をもらってそれなりにお金を持ってますから、私じゃなく息子を説得してください」
しつこくめんどくさい話は息子にバトンタッチです。
勉強をしないあの息子も、やはり親子だからでしょうか、、、ものの考え方や方向性は私と同じです。
息子にバトンタッチしたところで息子が「はい分かりました」とはならないことは分かっていました。
「センター試験の話、あんたに言うよう先生に言っといたからよろしくね」
息子も相当しつこく先生にセンター試験を受けるよう言われたらしいですが、流されるわけもなく受験することはありませんでした。
「こんな理にかなってない話をよくまあ正論のように言ってくるもんだなあ」とつくづく思います。
またそれを受け入れるのが世の大半なのかとそれまた不思議です。
ちなみに今年のセンター試験の受験料は¥18000です。
成人になった息子が「ちゃんと勉強して大学へ行けばよかった」と言ったことがあります。
「本気でそう思うなら今からでも受けたらいいじゃない」
しかし息子の気持ちもそこまでのものではなかったようです。
今は将来のことをきちんと考えて、それに向けて日々勉強をしています。
息子は「火がつけばよく燃える」タイプですし、親の私が言うのもなんですが地頭はいいと思っています。
いくら地頭が良かったとしても怠けて努力しなかった息子ですが、今は私との関係はすこぶる良好で、義務教育中の平穏でなかった親子関係についても「僕の精神年齢があまりにも低かった」と当時のことを言ってくれています。
あの頃は約束した時間に家に帰ってこないことも度々で、問いただすと「そんな約束、初めから守るつもりはありませんでした」とぬけぬけという図太さに腹立たしい毎日でしたが、それが今では全く別の人間のようです。
うちの息子の中学受験から高校卒業までの長いお話を読んでくださった皆様、ありがとうございました。
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