【宇都宮の英語に特化した個人経営の塾】小学生の英語授業化について思うこと

2020年より小学生の英語が授業に取り入れられました。

それについてメリット、デメリット色々な意見があります。

3年生と4年生は外国語に慣れ親しむための英語で、5年生と6年生は中学生になって英語を学習するための下準備ということです。

小学生の英語授業では文法に触れることはせず、「私は～です」「私は～が好きです」のように英語で何かを伝えることを学習目標とし、評価についても英語に対してマイナス要因とならぬよう甘めの評価が方針ということです。

この小学生に対する英語授業の効果として

8割近くの小学生が英語を好きと、また9割以上の小学生が英語を使えるようになりたいと回答した、との報告を見ました。

またデメリットとして、母国語である日本語が完全でない小学生に外国語学習はどうかという意見などがあります。

小学生の保護者の方は、この小学生の英語の授業化により、小学生のうちから英語の塾通いをさせなければいけないのでは？と気にされるのではないかと思います。

私は2人の子供を育てた母親経験者です。

もう2人とも高校を卒業していますが、もし今自分の子供が小学生だとしたら、英語の授業化を理由に英語の塾に子供を通わせようとは思いません。

巷で言われるような「日本語についてまだ完全でないから」といった理由ではありません。

私なら小学生なら英語より算数かなと思います。

小学生の授業に英語が加わったから英語の塾に通わせるというのは、なんとも直結的すぎるかなという気がします。

小学校での英語の評価をあげるためでしょうか？

そうだとしたら、評価は授業中の生徒の様子とか提出物での評価ということなので、塾通いは無関係かと思います。

中学生になってから英語を始めるのでは遅いのでは？ということでしたら、しっかり塾選びをして通わせるのはよいことかと思います。

それなら、よくある小学生対象の「英語に慣れ親しむこと」を目的としたタイプの塾ではなく、手前味噌ではありますが、うちの塾のようなテスト向けの英語の塾を選ぶべきかと思います。

しかし、こちらの塾は英単語や文法をしっかり覚えてもらう必要がありますので、それに小学生がついてこれるかどうかが重要です。

小学生が単語を覚えて文法もしっかり理解するという勉強姿勢があるのなら、大きくプラスになると思います。

こちらの塾で小学生が英語の授業を進めることができたのは、これまで1人だけです。

中学受験と同じく小学生の英語学習は保護者の方と小学生との温度差が大きいことがとても多いです。

話は戻って、小学生の英語授業化についてですが、現場の先生や有識者の色々なご意見よりも小学生とその保護者の方の意見の方が間違いないと私は思います。

小学生→
英語は好きですか？
英語は分かりますか？
英語をもっと勉強して話せるようになりたいですか？

保護者の方→
お子様は英語に対して何か前向きな様子に変わりましたか？
お子様は英語を話せるに近づきそうですか？

この回答結果は文科省によって発表されてはいましたが、、、

最後に5、6年生で中学英語の準備ということの学校授業ですが、きちんとした説明がなく

I am a student.

I like English.

のような簡単な英文を言えるようにするというものはプラス大なのでしょうか？

耳に慣らす英語の発音のこと、英語に対する興味や関心、、、メリットゼロとは勿論言いませんが

こちらの塾に来る中学生は、学校や塾で英語を散々学習したにもかかわらず曖昧な知識で、きちんと英文を書ける中学生は限りなく少ないです。

英語の授業なら正しい英文が書けるようになるための授業であるべきで、不十分な情報によって逆にマイナスの経験値が上がらないといいです。

小学生の英語の授業内容は、マイナス経験値が増えるような学習内容ではないかもしれませんが。

こちらの塾に来る中学生について言えることは、思い込みや勘違いがとても多いです。

よく分からないけど出会ったことのある英文で、「なんとなくこんな感じ？」という風に英文を書き上げて、その結果正しい英文になっていません。

入塾した中学生には「これまで学習したことは頭の片隅に置いておいて、英語の知識をまっさらの状態でこちらの塾の英語の授業を聞くように」と伝えています。

これまで身につけた中途半端な英語の情報は、こちらの塾での学習が進む中で徐々に整理されていくはずです。