【宇都宮市の個別指導の学習塾】問題集はやれば学力が上がるものではありません。
2023/08/04
中学生には問題集をやり急がないよう繰り返し伝えているのですが、きちんとそれを守ってくれる中学生は毎年1人か2人です。
問題集をやり急ぐとはどういうことかと言うと、万全な準備をせずに問題集に取り掛かることです。
特に英語はどの単元も覚えなければならないことがたくさんあります。
英語の「複数形」という単元でお話をします。
ご存じの方も多いかとは思いますが、英語のルールとして普通の名詞はSを付けて複数形にしなければなりません。
1匹の犬=a dog
2匹の犬=two dogs
といったようにです。
上記のように全ての名詞の英単語が-sをつけて複数形になるのであれば話はシンプルですが、複数形の作り方はdogのように-sをつければいいものばかりではありません。
watch →watches
city →cities
のようにいくつかの複数形の作り方があります。
それらをきちんと覚えて「どんな名詞でも複数形を書けますよ」という状態になるまで問題演習に取り組んではいけないのです。
問題集には目的があります。
①きちんと覚えるべきことを覚えたかの確認
②知識として頭に入れたことを実際に問題集の英文の中で解いたり、英文の中で確認して理解を深める
③問題集を解く中で出会う英文により「気づき」を得ること
中学生がよくやりがちなこと
○覚えるべきことを覚えないで問題集に取り掛かる→上記①に反する
○問題をよく読まなかったり、選択問題や並び替えの問題だと考えることをせずに答えを選んで間違える→上記②に反する
○問題集に登場する英文に目を通すことをせず、とにかくガンガン問題集のページ数を進めようとする→上記③に反する
このように誤った問題集の取り組み方をしている中学生が多い訳ですが、このような取り組み方でいくら問題を解いても、丸つけをすれば間違えだらけです。
そしてその間違いを直さなければなりません。
場合によっては勉強のやり直しが必要かもしれません。
はじめからきちんと理解と暗記をしてから解いたのと比べると相当な時間ロストなってしまいます。
問題集というものは、理解して覚えてから取り掛かるものです。
それは小学生だろうと中学生だろうと勉強の進め方として共通に言えることです。
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