【宇都宮市の個人経営、個別指導の学習塾】高校受験には過去問を解くことは必要ですが解けばいいというものではありません。

栃木県の県立高校の受験まで3ヶ月を切りました。

何をいつまでに終わらせるといった的を絞った勉強をするべきであること。

このことについては度々ブログでお伝えしていますし、こちらの塾の中学生、特に受験生には話をしているのですが、なかなか目的意識を持っての勉強とはなっていないようです。

高校受験本番に向けて県立入試の過去問を解く必要がありますが、そのためには高校受験に必要な学習を全て終わらせる必要があります。

過去問に取り組む目的は何であるか？

まず入試問題の傾向と難易度を知るためです。

それからもうひとつあります。

時間を計り本番と思って過去問を解くことで今の自分の実力を知るためです。

時間が足りなかったという結果になるかもしれませんし、これからするべき勉強が何であるかに気づくかもしれません。

ほとんどの中学３年生は県立高校の過去問を買うと思いますが、私は受験に必要な学習が終わらないうちに過去問を解くことをオススメしません。

受験生は過去問を急ぎ解くように私には見えます。

過去問を解くというのは正に受験のために必要な勉強で、「私受験勉強やってます！」的にはなりますが、この残り少ない追い込みの時に最優先にやるべきことは果たして過去問を解くことでしょうか？

受験生が受験勉強のやるべきことが全て終わり、仕上げとして過去問を解くというのなら分かります。

もし受験生が受験に必要な全ての学習が終わっていないのであれば、なぜ過去問を解こうとするのかその理由が分かりません。

完全な独学である中学生なら別ですが、県立高校の入試問題の傾向や難易度については通っている学習塾はきちんと把握しているものです。

それですので学習塾に通う中学生は、過去問の傾向を知るために過去問を解く必要はありません。

となると過去問を解く目的は自分の実力がどのようであるかを知るためだけです。

その自分の実力は受験勉強に必要な単元の学習を全て終わらせてからでないと確認することができないものと私は思います。

最後に付け加えると、全ての単元の学習が終わったとしても、大切なことは点数が取れるだけの実力が伴っているかどうかです。