【宇都宮市の個人塾】｢やる気｣を出させる塾について私が思うこと。

 



昨日のブログで中学生に「やる気」を出させることは困難であるという内容を書きました。

 

●中学生自身が勉強ができないことに困っていない



●自分と別の人間の気持ちを変えることは容易ではない

 

●「やる気」を出させるというのはもはや「洗脳」の域ではないか、、、

 

といった内容でした。

 

 

よく学習塾の広告に『やる気を出させる塾』という宣伝文句を見かけます。

 

①褒める

 

②「分かる」を実感させる

 

③1人ではないから頑張れる勉強空間

 

④勉強に集中できる環境を与える

 

⑤徐々にでも勉強することを習慣づける

 

⬆️よその学習塾の広告を覗かせてもらいました。

 

①褒めることは確かにやる気に繋がると思います。

しかし私の場合、無闇矢鱈には褒めない先生です。

これについては賛否両論とは思いますが。

過去の中学生達からは「鈴木先生は簡単に褒めないから褒められたくて頑張りました」という嬉しい言葉をいただいたこともあります。

小学生の低学年に対しては、「できたねー！すごいねー！！」はアリだと思います。

 

②中学生が「分かる」から「やる気」に繋がった例はこちらの塾では沢山あります。

初めてこちらの塾に来た際に短い時間で教えた中で、「オレ超やる気みなぎってるし」発言をくれた中3男子は即入塾。あっという間に数学の成績が上がりました。

 

③1人ではないから頑張れる、、、まあ否定はしません。

しかし見知らぬ生徒が同じ空間（自習室）にいることはマイナスではありませんがプラスでもないと私は思います。

1人勉強は突破できない「分からない」にぶち当たったり、疑問に思うことが波及したりするものです。

そういった時に即座に疑問に答えをくれる人が側にいるというのはとてもプラスだと思います。

 

1人だと誘惑に負けるから親の目の届くところで勉強というのはアリかなと思います。

中学生が「誘惑に流されたくない」という気持ちがあるならですけど。

「痩せたいけどケーキがあると食べたくなっちゃうから買わないで」というような本人の意思があってのことと思います。

 

親とか先生とか自分の頑張りを認めてくれる人が同じ空間にいるというのは、経験上私は頑張りに繋がると思います。

 

④勉強に集中できない環境とはどんな環境でしょう？

1人で勉強する部屋がない。

小さい兄弟が騒いでる。

常にテレビがついてる状態の家庭、、、

整えることの出来ない家庭事情があるのでしたら自習室で勉強というのも納得です。

私は学生の時は自分一人の部屋で勉強してましたが、図書館で勉強するなんてことはまずありませんでした。

勉強しているとあっちの本、こっちの参考書、辞書を引いたり、、、必要なものは山ほどです。

図書館に持ち込むことなんて考えたら大荷物。

図書館に時間をかけてまで行く意味が分かりませんでした。

 

⑤「勉強なんてやりたくない」という中学生だと勉強しているように見えても中身はゼロ状態で机に向かってたりするものです。

勉強に向き合う気持ちのない中学生は塾に通わせても成果はまず上がりませんし、家で机に向かっている様子でも実際のところは何もやっていないと何ら変わらない状態のことが多いというのが、20年学習塾を経営して私が思うところです。